天下を掌握した豊臣秀吉は、ついに無謀な朝鮮侵略を目指す。<br />キリシタン大名・小西行長は、主・秀吉の野望のままに従うか、それに背いて神の教えを守るべきか、と苦悩する。<br />そんな彼に理解を示す石田三成。<br />対照的に敵意むき出しの加藤清正。<br />やがて秀吉を説得し海を渡った行長は、講話交渉の駆け引きに畢生の手腕をふるい、己のすべての夢を賭けた。<br />長編時代ロマン小説!