啓太は、北の大地の大学に進んで3年目になった。<br />寮に入って、学生生活を謳歌している。<br />新学期を迎え、新歓企画で構内も寮も、浮き立っていた。<br />そんなとき、双子の弟・絢太から、母が書き置きを残して出ていったと連絡がきた。<br />何故そんなことになったのか……。<br />時に笑い、時に泣きながら自分を見つめ続ける、一人の大学生の1年を瑞々しく描く!