質屋の主・亀左衛門が斬殺され、立岡市三郎という浪人が自訴してくる。<br />すでに藩を離れた身とはいえ、主君を侮辱されての忠義の行動であるとして無礼討ちを訴えるが、吟味方与力・望月城之進は納得がいかない。<br />同じ頃、黒崎という道場師範代の男が三人組に襲われ斬殺される。<br />亀左衛門と黒崎には、ある付け火についての証言をしたという共通点があった……。<br />