独自に編み出した剣術、三社流の師範・望月竜之進は、諸国を剣術修行で廻っていた。<br />武蔵国川越城下に入ると、有名な剣豪・宮本武蔵の剣の奥義を会得した猿がいるという話を聞く。<br />はたして、その’剣豪’猿の腕前は、そして、その裏に隠れた陰謀とは……。<br />抱腹絶倒、息を呑む剣戟の末に、ホロリとする、風野真知雄しか書けないオリジナル時代小説シリーズ第一弾。<br />