「番方の武芸の腕を調べよ」――公儀武芸帖編纂所頭取の新宮鷹之介は、久しぶりに将軍からの命を受ける。<br />将軍の身の回りを警固する番方。<br />将軍家斉はそれに「我が旗本達は、頼みとなるのか」と不安を募らせているという。<br />対象は一癖ある者ばかり。<br />調べ始めた鷹之介の前に浮き彫りになってきた事実とは――。<br />大迫力の剣戟と鷹之助の優しさ溢れる、シリーズ第九弾。<br />