〈第25回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作〉イラク帰りの元傭兵・鹿島丈(かしまたける)は妻の故郷・北海道で、米・ソラリス社のデータセンター警備に就く。<br />だが勤務初日、厳重なセキュリティーシステムを突いて、密室殺人が発生。<br />道警やマスコミ、米軍属が駆け付け、現場は混乱を極める中、第二の密室殺人が起こり……。<br />封鎖された’クラウドの城’で、鹿島は殺人者と対峙する。<br />データセンターの内実を描き切った大注目作!