クリスマス・イヴに、推理作家・桜川ひとみは、リビングで膝の上の猫・正太郎に語りかける。<br />イヴの失恋の思い出。<br />彼に渡せなかったプレゼント。<br />「プレゼントは、いったい何だったでしょうか。<br />推理してください」正太郎は小首を傾げ、「答」を示した……(「賢者の贈り物」)。<br />本格推理、ラブ・ストーリー、宇宙を駆ける「番外編」など、好評、猫探偵の六つの事件簿!