将軍家毒味役の矢背蔵人介は、小姓組番頭・橘右近から深更、江戸城御用之間に呼び出された。<br />橘から告げられたのは目安箱が消えたという事実。<br />橘の密命を受けて動き出した蔵人介だったが、ことは仙台藩に関わり、強大な敵の姿が浮かぶ。<br />勝負をかけた蔵人介は、罠にかかってしまう……。<br />200万部突破の超人気シリーズ、著者が大幅加筆修正した新装版、待望の第四巻。<br />