文化三年弥生、江戸を大火が襲う。<br />浅草の旅籠〈雪月花〉の女将・里緒は、懇意の南町奉行所定町廻り同心・山川隼人の要請もあり、炊き出しに協力することになった。<br />一方、雪月花の仲居・お栄は、客の力士二人と金色の偽髑髏騒動に出くわす。<br />その後、若い女が殺される事件が続発。<br />里緒と隼人が辿りついた怪事件の真相とは……。<br />「雪月花」シリーズ、充実の第三弾。<br />