泉岳寺門前町の木戸番・杢之助は、曰くありげな夜逃げの女・お洽を助ける。<br />後日お洽は亭主殺しの咎で捕われ、同時に捕まった二人の男とともに江戸に護送されることに。<br />護送の一行が門前町に投宿する夜、謎の刺客が跋扈し、咎人たちが逃げ出した。<br />役人たちの混乱のせいで町は蜂の巣をつついたような大騒ぎに。<br />杢之助は不運のお洽らを助けるべく、影始末に乗り出す。<br />