渋井和馬は売れないミステリー作家。<br />実家の葬儀社のアルバイトで食いつなぐ日々だ。<br />そんなある日、葬儀場のトイレで「お母さんを殺してしまった」という何者かの独り言を聞いてしまう。<br />その日は、地元きっての資産家で、ドケチで有名だった女性の通夜の予定だった。<br />三人の息子の誰かによる殺人!? 和馬は、涙もろい僧侶の翠芳とともに真相解明に乗り出してゆく!