やはり兄は謀殺されたのか! 3年の刑期を終えて出所した元自衛官の羽山貴次は、服役中に知った兄の死の真相を突き止める。<br />東和自動車の部長だった兄は会社の不祥事の罪を着せられ、自殺に見せかけて殺されたのだ。<br />憎悪を燃やす羽山は、抜群の頭脳と肉体を武器に仇敵を次々と葬ってゆく。<br />出口なき復讐劇の末に彼を待つ運命とは? 大藪文学不朽の傑作!