16歳の華が入院生活を終え自宅に戻ると、19歳の兄・太郎は「引きこもり」になっていた。<br />兄を立ち直らせるため、華は無理矢理に新聞配達のアルバイトを始めさせる。<br />太郎は心を開き始めるが、華の病は再発し帰らぬ人に。<br />華が語った、新潟県小千谷市の花火大会「片貝まつり」への‘思い’を胸に、太郎は花火作りを始める。<br />実話を基にした感動作を、「東京バンドワゴン」シリーズで注目を集める著者が完全にノベライズ。<br />