高校に入学したての相原太陽は、オリエンテーションで独自の「桃太郎」を演出、上演し、絶賛されたことによって脚本を書きたいと思い始める。<br />そのため演劇部に入るのだが、すでに3年生のチームが独占している。<br />そこで太陽は演劇部の「のっとり」を企てて……。<br />演劇部を軸に、絡み合う恋愛、自意識との葛藤、モテない男子のリアルな会話。<br />誰もが自分の高校時代を思い出さずにはいられない、がんじがらめの青春小説!