下北沢の一戸建ての別々の部屋で血まみれの男女が倒れている、との一報を受けた警視庁捜査一課殺人犯捜査係第15係の釜本巡査部長が現場に到着すると、65歳の父と19歳の娘が刺殺されていた。<br />凶器は刃の長い刺身包丁で被害者宅のものではない。<br />犯人の動機は、怨恨か、窃盗か? 釜本はさっそく地取りを開始する。<br />マスコミ各紙誌で絶賛された『警視庁捜査一課刑事』の著者の小説デビュー作!