警視庁恵比寿警察署交通課から刑事課盗犯係に配置換えになった辻本美紀は、上司から「デカは検挙件数こそが命だ」と叩き込まれ、他の警察署と検挙件数を競っていた。<br />ある日、美紀は暴漢に襲われ、脇腹を刺された。<br />病院で意識を取り戻し、捜査一課の釜本宣彦巡査部長から事情聴取されるうちに、美紀は想像を絶する意外な真実に気づく。<br />元捜査一課刑事にしか絶対に書けない迫真の警察小説!