待賢門院璋子、崇徳上皇、そして平清盛。<br />志半ばの中で世を去った者たちへの思いを背負って歩く西行。<br />北面の武士を捨て、出家をしてまで追い求めた「宿神」とはなんだったのか。<br />彼の胸に去来するものは……。<br />