黒田みつ子、もうすぐ33歳。<br />男性にも家庭にも縁遠く、一人で生きていくことに、なんの抵抗もないと思っている。<br />ただ時々、迷ってしまうことも。<br />そんな時は、もう一人の自分「A」に脳内で相談をするのだが……。<br />著者初の新聞連載小説。<br />