当代一の影絵師・富右治に大店から持ち込まれた奇妙な依頼とは(「化物 燭」)。<br />越してきた夫婦をめぐって、長屋連中はみな怖気を震うがその正体は?(「隣の小平次」)。<br />名手が江戸の市井を舞台に描く、切なく儚い七つの大江戸奇譚集。<br />