幼くして生き別れたおぼろげな記憶の中の父親が「在日」だったと知って、朋美は衝撃を受ける。<br />なぜ自分に今まで黙っていたのか。<br />そして母親が秘めていた、海峡をまたいだ物語とは。<br />「愛せない自分」と向き合う女性を描く、著者渾身の感動作。<br />