カクテルは甘い蜜の味
「……それで、今日も失恋されたという訳ですか……」「好きになっちゃうんだもん、仕方ないでしょ」しっかり者で気さくな年下のバーテンダー、徳島和人。
失恋するたびにバーで飲み明かす恋多きOLの希美。
出逢って一年、徳島は希美にとって良い話し相手となっていた。
「今日は僕も少し飲みたい気分なんです。
店を閉めて、その分貴女に奢りますよ」雨の日の金曜日、今年に入って何度目かの失恋をした希美に、徳島は店の貸し切りを持ちかける。
彼の厚意に甘える希美は、徳島に彼のオリジナルのカクテルを注文して――二人きりのバーで繰り広げられる密やかな恋の駆け引きを描く、甘く蕩けるカクテル風ロマンス!
更新中です。しばらくお待ちください。