女王様と呼ばれましても
ある日突然、新女王にさせられてしまった花街の娼婦ツェラ。
顔も知らない父親の正体が、前々王だと判明したのだ。
護衛として仕える近衛長ヴィクターは厳つく生真面目──だが実はツェラの「元常連客」。
しかも特殊な趣味の娼館で出逢った。
周囲には前職も二人の関係も悟られてはならない。
自由を奪われ本物の女王様になったツェラの反抗に、思わず湧いてしまう欲望と興奮を隠し傅くヴィクター。
ただ女王らしく振舞い存在していればいい。
国の体裁を守るための傀儡、その役割を果たせればいい。
やる気のないツェラだったが、前王の子を名乗る青年が出現。
王位継承権争いが始まって……!?
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