隻眼の用心棒と癒し姫の秘めたる願い〜切なくあたたかな逃避行の果てに〜
不思議な力を持つライラは、母の死後、家に帰らなくなった父が引き入れた女と、その娘たちに虐げられながら一人孤独に生きていた。
だがある日、町のろくでなし男との縁談をまとめられそうになった彼女は、逃亡を決意する。
そしてその夜、幼馴染のサイラスと偶然街で再会を果たすことに。
屈強な体に眼帯を着け、用心棒をしているらしい彼は、事情を聞くとライラの護衛を買って出たのだった。
渋るライラに彼は「朝晩二回のキスと、ライラを抱きしめて寝ること」を報酬として提案し……? 条件を受け入れ、二人は逃亡の旅に出る。
――報酬という名のあたたかで甘いひと時。
身を寄せ、抱き合って眠る逃避行の果てに二人が見つけたものは?
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