藍に染まりし蘭の華
森蘭丸は双子だったが、生まれて間もない片方の赤子が異形だったため、実父に始末されてしまう。
それを助けたのが、歴史の裏で密かに存在していた者たちが住む里の者だった。
別々の人生を歩き出したふたりの名は共に「らんまる」とつけられる。
片方は織田信長の傍で表の世界を、もう片方は歴史の見届け人として裏の世界を生きるが、ふたりは引き合うようにして再会をしてしまう。
そして本能寺の変が起きる当日、明智勢が本能寺を目指していることを知った裏のらんまるは、片割れのらんまるを救おうとするのだが…
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