志宣は二十歳になったばかりの大学生。<br />彼は小学生の時に母を、高校生の時に父を亡くした。<br />くすぶり続けるのは父の残り火。<br />それを忘れるためにセフレとの快楽に溺れる日々が続いていたが、その最中を伯父に見られてしまう。<br />「オレが男にしか興奮できなくなったのも、ケツ掘られてよがり狂うヘンタイになったのも、全部……父さんのせいだよ」志宣は、言葉を詰まらせる伯父に、歪んだ笑みを浮かべて全てを告げた。<br />