辛くも敵の目を逃れ、自らの目的を遂げるために苦闘する洋介だったが、その頃、樫山の体にはある異変が起きていた。<br />それこそが、権力が隠し続けてきた真実を暴露する手掛かりになろうかという矢先、罪の意識に苛まされ追い詰められた樫山を、洋介はとうとうその腕に抱きとめた。<br />