雪に誘い夜に失せて
平野彦一は幕府の同心であったが、ある日ふらりと出奔する。
流浪の身となり立ち寄った村で、火の玉が飛ぶという社殿へひとり立ち寄った。
そこで彦一は二匹の霊狐と出会う。
金色の毛並みを持つおぼろと、弟である白銀の毛並みを持ったほむら。
「儂らは神域を護る狐にすぎませぬ。
此処はまさしく夢と現の狭間に在る、儂ら狐の領域です」霊狐の領域に連れてこられた彦一は、甘く饗され劣情のままに二匹を抱く。
快楽の中で親友の優吾と、遊里へと売られた晴という幼馴染みを浮かべるが…
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