左手の薬指に指輪はないけれど
坂下真由子は恋多き女だが男運に恵まれない。
この日も最低な彼氏と別れたあと、もう自分は恋人どころか結婚なんて一生無理なんだと思い、ひとりヤケ酒をあおっていた。
そんなときマスターの安住がカクテルのグラスを置いていく。
ドラマのような展開に、隣に腰かけられたときにはもう真由子は恋に落ちていた。
十条克彦と名乗った男の左手の薬指に指輪がないことを確認し、夢のようなデートを重ねていく。
克彦を信頼するようになった頃、しかし彼から衝撃の告白を聞かされることに…!?
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