しろたま
三十一年前、日本は犯罪抑制のため、全国民にICチップを組み込み管理することを決めた。
それにより、その人物がいつどこでどんな犯罪をしたのかが、常時国民すべての左目に映し出されるようになる。
立ち小便からネット犯罪、売春から恐喝などありとあらゆる犯罪も、犯した時点で即自動通報。
老若男女を問わず、犯罪者は晒される。
「だから、言質取らせただろうが!」「こちとら国家単位だ。
遊び半分で攻略されるほど温くない」元被害者と、前科者。
たったふたりの通報部は、今日もありとあらゆる犯罪に立ち向かう。
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