好き。<br />愛してる。<br />そんなの嘘でまやかしだ。<br />そう言って都合よく肉人形が得たいだけだろう。<br />そう言ってこの胎が欲しいだけだろう。<br />なら、この国の誰が自分という個を見てくれるのだろう――?愛を欲しながら、今もなお足掻き続ける少女・シエル。<br />これは偶然か、必然か。<br />青年将校・セスとの再会がすべてを動かす。<br />たった一人の少女をめぐる官能譚、堂々開演!