静かな戦争
事件は一本の電話でもたらされた。
電車の中で男が液体をまいたと言う。
それが、身体中の粘膜という粘膜から出血するという殺人的なウイルスの蔓延という事件の幕開けだった。
初動的対処でもたついている間に、事態はどんどん悪化の一方をたどっていく。
そして、榊原自身も失脚させられ、ウイルスの調査研究の第一線から外されてしまう。
ウイルス性出血熱蔓延の行方はどうなるのか。
多摩川技研のチーフである榊原康雄と大学病院の女性医師の村上萌花が解決を目指して邁進する……ハラハラどきどきの展開を楽しんでもらえればと思います。
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