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オレの知らない深夜の姉と

深夜、帰宅するとリビングで寝てしまった姉が。
「姉ちゃーん、末莉姉ちゃーん? 起きないよなぁ?」一度寝入ると呼んでも揺すってもなかなか起きないのが仁山家の血筋。
無論、オレもそれは同じだが、今の姉ちゃんは特に何をしても起きそうにない気がした。
じっくりと姉の寝姿を眺めるなんて、どうかしている。
わかっていながらやめられないのは、オレが重度の姉(シスター)コンプレックスだからだろう。
オレの手は寝息に揺れている胸をわし掴んでいた。




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