処女作「我輩は猫である」を執筆中、他の雑誌に発表された漱石初期のロマンティシズムあふれる短編。<br />「倫敦(ロンドン)塔」「カーライル博物館」「幻影(まぼろし)の盾」「一夜(いちや)」「琴のそら音」の5編を収録してある。<br />