いまも脈々と生きつづけるアメリカン・ハードボイルドの真骨頂チャンドラーの中編3作。<br />表題作「ベイシティ・ブルース」のほか、「赤い風」「密告(さ)した男」をおさめる。<br />活躍するのはもちろん「いやしい街をゆかねばならぬ」フィリップ・マーロウである。<br />