青列車殺人事件
ロンドンのビクトリア駅発パリ・マルセーユ経由ニース行きの特急「青列車」。
その中で米国の富豪の娘ルスが殺害され、「火焔の心臓」と名づけられたルビーの宝石が奪われる。
この宝石はもとロシアの女帝の胸をかざり、苦悩、絶望、嫉妬など、その通ってきた道に、悲劇や暴力の数々を残してきたいわくつきの宝石だった。
ふたたびその持ち主を不幸が襲ったのだ。
たまたま同じ列車に乗り合わせたポワロは「私は、エルキュル・ポワロでございます」と言いながら取り調べをする警察署長の前に姿をあらわした……。
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