シリーズ第6弾。<br />デイー判事は身元を秘した旅の途中、山東省ウェイピンの旅舎に宿をとった。<br />彼の前に現われる当地の県知事、富裕な銀行家、美しい未亡人、不良少年、娼婦、そして殺人事件。<br />朱の漆を刻んだ四季屏風の図柄をめぐる謎を軸に、錯綜する推理が展開する……。<br />