己の剣の道を必死に磨き続けてきた武蔵。<br />お通と思いを確かめ合った武蔵の前に立ちはだかるのは、因縁の佐々木小次郎であった。<br />待ち受けるのは生か死か。<br />武蔵は小舟に乗り込んで船島へと向かう。<br />巌流小次郎は、島の下見をすすめた角兵衛の言葉にも耳をかさず、己の行き方を貫いた。<br />武蔵は「敗れても、きれいに敗れたいと念じるのみだ」とだけ伊織に語った。<br />圧巻の最終巻!