負傷入院中の経験豊かなロンドン警視庁の警部が、見舞客が持参したリチャード3世の肖像画を見たことから、英国人なら誰でも知っている王の残虐性に疑問をいだく。<br />彼は若いアメリカ人を助手に使い、関係資料を吟味してその実像に迫る。<br />そして明らかになったのは! 歴史の常識を覆す探偵小説として今もなお名作の名に恥じない傑作。<br />