ロシアの都ペテルブルクに出てきて以来、友人が一人もできず、夢想的で孤独な生活を送る青年が、神秘的な白夜のある晩、橋のたもとで一人の少女とめぐりあう。<br />青年は少女に淡い恋心を抱き、逢瀬のたびに気持ちは高まる。<br />だが、その想いは蜃気楼のようにはかなく散ってしまう。<br />ヴィスコンティによって映画にもなったドストエフスキーの初期短編名作。<br />