ベンスン殺人事件
ウォール街のとかくのうわさのある株式仲買人ベンスンは、自邸の居間の愛用の椅子の上で、一発の銃弾に眉間を打ち抜かれて死んでいた。
右手にはそのとき読んでいたと思われる小型本が、落ちずにしっかりと握られていた。
ニューヨークの地方検事マーカムは友達づきあいをしているファイロ・ヴァンスのたっての願いをいれて、ヴァンスを殺人現場に案内する。
独自のするどい心理分析でヴァンスは難事件に立ち向かう。
ヴァン・ダインの処女作・出世作であり、古典ミステリーの幕開けを画した名編。
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