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ダブリン市民

「私の意図は自分の郷土のモラルの歴史の一章を書くことでした。
私がその場面にダブリンをえらんだのも、この都会が私には麻痺の中心に思われたからです。
私はそれを無関心な世人に、この都会がもつすがたを子供時代、青春期、成熟期、公生活の四つの面のもとに示そうと試みました。
作品はこの順序で配列されています」…この自分の短編集に寄せたジョイスの言葉がすべてを物語る。
15編からなるジョイス文学の出発点。




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