ファッション・モデルが超一流のニューヨークの婦人服店で菓子を食べて毒殺された。<br />ウルフは嫌々ながら重い腰をあげ、現場に出向いて調査をはじめるが、次の殺人現場はなんとウルフの事務所、被害者は婦人服店の経営者であった。<br />彼は死に際に「赤い箱」とだけ言い残した。<br />ウルフは、その言葉を手がかりに真犯人を推理するが、そこに第三の殺人が……。<br />美食家探偵ネロ・ウルフが助手のアーチーとともに凶悪な連続毒殺事件に挑戦するスタウト初期の傑作。<br />