パニック・ボタン
アンタリア人の乗った宇宙船は、とある惑星に着陸した。
そこをいち早く領有するためだった。
ところが、なんとそこにはひとりの地球人が小屋を建てて住んでいた。
さてどうしたものか。
これが、惑星獲得競争を描いて皮肉な結末に至る「パニック・ボタン」である。
このほか、時代にとり残されてゆく年老いた男の、異星人との心の交流を詩情豊かに描いた「追伸」、異形の宇宙生物が地球の法廷に立たされる「証人」など、得意のストーリー・テリングで読者を飽きさせない6編を収録。
E・F・ラッセルの軽妙な傑作短編集。
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