やくざ稼業から足を洗おうとした牧良一は、組織から差し向けられた刺客の弟分を殺してしまう。<br />悔恨と自責の日々を送る牧に、政治家進藤が救いの手をさしのべる。<br />牧は進藤に全幅の信頼を寄せるのだったが、非情な選挙戦を通じて政治家の策謀に打ちのめされる。<br />北陸の古都を舞台に暴力団と政治家の醜関係を描出する野心作。<br />