恋の技法
もし、この民族のうちに愛する術(すべ)を知らない者があれば、これなる詩を読むがいい。
そしてこの詩を読んで、術を心得、恋愛を実行するがいい。
早い船が帆や櫂(かい)で進むのも、技術あってのことである。
戦車の走るのも、技術あってのうえである。
恋愛も技術をもって指導されなければならない。
……古代ローマ人を熱狂させた詩人が「恋の師匠」として手管の粋を伝授する書。
そこには男と女がそれぞれにこらさなければならない時代を越えた工夫と要諦が説かれている。
著者は神話の宝庫といわれる「転身物語」で名高い古代ローマの詩人だ。
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