奇商クラブ
ユニークな推理小説観をもつ著者がブラウン神父シリーズに先駆けて発表した短編集。
バジル・グラントという退職判事が奇商クラブの面々を紹介するという列伝の形式をとり、会員が次々に遭遇する奇怪な事件を解決する。
クラブの会員はみなクセのある不思議な商売人だが、バジル自身も元裁判官なのに、裁判官席で発狂して珍弁舌を試み、それを機会に隠退したという途方もない経歴の持ち主。
どの物語にも、意想外な真相が隠されている。
あわせて中編の「驕りの樹」と「背信の塔」を収めた。
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