消え失せた密画
ナチスによってほとんどの著作が焚書にされるなかで、作者ケストナーは祖国にとどまり、ユーモア犯罪小説3作を書いた。
本書と「雪の中の三人男」「一杯の珈琲から」がそれだ。
デンマークのコペンハーゲンで時価60万クローネの高価なホルバインの密画が盗まれる。
肉屋のキュルツという気のいいおやじがこの事件に巻き込まれるが、窃盗団と警察、美人秘書、正体不明の若者が登場してのてんやわんやの大騒ぎ。
本物はどこに? 偽物はどちら? 洒落た雰囲気が充満したおもしろ犯罪小説!
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