マネー・チェンジャーズ
銀行内部の人間模様を、詳細に、赤裸々に描ききった長編野心作。
アメリカ中西部最大の銀行の次期頭取の椅子を争う二人の副頭取は、地域開発計画への出資をめぐって鋭く対立した。
利潤の追求か、それとも公共性の重視か。
大企業シューナトコーヘの大口融資を図って主導権を握ろうとするロスコー、その危険な経営内容を知ってこれをはばもうとするアレックス。
ついにロスコーは賄賂を受けとった……。
暗躍する大クレジット・カード偽造団や、取付け騒ぎなども絡んで、事態は緊迫の度を深める。
アーサー・ヘイリーは緻密な取材に基づいて様々な業界の内幕を活写した作品群でよく知られる英国生まれの作家。
2004年に亡くなった。
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