ハードボイルド派の代名詞となった感のあるチャンドラーの作品は、その枠を超えて親しまれている。<br />長年その作品を味読してきた訳者は、本書において4つの中編を選び、「この1冊でチャンドラーのすべてが解る」と、控えめながら自負を語る。<br />チャンドラーの魅力を紹介し、あらためてそれを確認する最適の作品集。<br />「湖中の女」「女を裁け」「翡翠」「マーロウ最後の事件」を収録。<br />