五月三十五日
タイトルの日付は存在しないので、「何が起きてもおかしくない日」という意味だ。
学校で行ったこともない「南洋」についての作文を書かされることになったコンラート少年は、35日の木曜日に、学校に迎えに来てくれた叔父さんに相談した。
すると叔父さんは名案を考えついた。
二人はローラースケートをはいた言葉のわかる黒馬に乗って、「南洋」をめざす。
「なまけものの国」「過去の国」「さかさの国」「電気の国」などの珍しい国をめぐったあと、コンラートはぶじ宿題を書き上げることができたのだろうか。
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